P2P情報検索における単語の頻度情報に基づくデータ配置手法
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概要
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Peer-to-Peer(P2P)ネットワークを用いた情報検索(IR)では,低コストでありながら負荷分散や高いスケーラビリティが簡単に実現可能である.しかし既存のP2Pネットワークを用いた情報検索手法のデータ配置法の多くは個々の文書のデータは内容に無関係に配置されているため,ユーザは問合せに対する適合度の大小にかかわらず同じだけの手間をかけて文書を取得しなければならない.そこで我々はP2P IRにおける検索実行時のコストを削減するためのデータ配置法,Concordiaを提案する.Concordiaは文書データの配置場所を,検索時に索引参照のために接続するノードと関連づけ,文書における重みの大きな単語の索引を管理するノードに文書データを配置する.文書のデータを単語の重みに基づいて配置することで,クエリとの適合度の高いファイルほど収集を容易にする手法である.この提案手法の効果を評価するため,処理効率を重視した単純複製配置法とノードの頻繁な離脱に対応可能な符号化複製配置法を提案し,性能を実験的に検証した.その結果,適合文書収集時に参照するノード数を削減した高い収集効率を確認した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2008-12-26
著者
-
安達 淳
国立情報学研究所
-
高須 淳宏
National Institute of Informatics
-
安達 淳
National Institute of Informatics
-
高須 淳宏
国立情報学研究所
-
倉沢 央
東京大学大学院
-
若木 裕美
東京大学大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻
-
若木 裕美
東京大学 現在,東芝研究開発センター
-
若木 裕美
東京大学 現在 東芝研究開発センター
-
倉沢 央
東京大学 大学院
-
安達 淳
国立情報学研
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