随伴性の心理学 : 行動の単位と系の問題
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概要
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随伴性の心理学とは,科学原則を基本原則とし,記述的行動主義のもとに,現象を随伴性の観点で分析する方法である。研究対象は,生体の活動のすべての集合体であるこころであり,その目的は,こころの数量化とこころの説明にある。数量化されたこころは,行動とよばれ,数量化される際にその単位が決定される。行動には,レスポンデントとオペラントがあり,定性的単位と定量的単位,生物学的単位と社会的単位がある。また,研究において,静的随伴性を問題とすべきテーマか,動的随伴性を問題とすべきテーマかを考慮すべきであり,絶対系,運動系として理想化すべきテーマを考える必要がある。行動の単位,および,各種系,系間の変換を考慮することにより,心理学の知見に統一性をもたせることが可能になり,科学的研究-工学的研究間の知見の共有,研究レベルの知見を応用レベルで利用することがより容易に可能になるだろう。
- 駒澤大学の論文
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