Phenothiazine誘導体の中枢作用の脳波学的解析 : とくにphysostigmine, methamphetamineに対する作用を中心として(<特集>脳と神経の研究IV)
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概要
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The experiments were performed on 31 adult albino rabbits, weighing 2.5 to 3.5 kg, implanted electrodes chronically. The phenothiazine derivatives investigated are promazine, levomepromazine, chlopromazine, mepazine, prochlorperazine, perphenazine and promethazine. The central effects of these drugs are the synchronization of EEG and the depression of the arousal response to phonic stimulation. The duration of physostigmine-induced arousal pattern was diminished by the administration of promazine, chlorpromazine, prochlorperazine, perphenazine and promethazine, but was not changed by levomepromazine and mepazine. The duration of methamphetamine-induced arousal pattern was decreased by these phenothiazines. From these results, the mode of the central action of the phenothiazine derivatives was discussed.
- 千葉大学の論文
著者
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小林 龍男
千葉大学医学部薬理
-
石山 淳一
千葉大学医学部薬理学教室:(現)東京医科歯科大学精神神経医学教室
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小林 龍男
杏林大学医学部薬理学
-
久野 恒一
千葉大学医学部脳神経外科学教室
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久野 恒一
茨城県西病院・脳外科
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石川 稔生
千葉大学医学部薬理学教室
-
石川 稔生
薬理
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石山 淳一
千葉大学医学部薬理学教室
-
久野 恒一
千葉大学医学部第一外科学教室
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