産業日本語の構想と特許文の言い換え実験(日本語処理・文法)
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概要
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「産業日本語」とは、計算機による自然言語処理への入力を前提とした日本語の仕様で、人間・計算機の双方にとって理解しやすいものを目指している。産業日本語で文書を作成するためには、通常の日本語を産業日本語に言い換えるオーサリングシステムが必要である。非明晰な日本語に対して産業日本語への言い換えを支援するオーサリングシステム向けソフトを開発し、特許明細書の実文を使って実験した。今回、産業日本語オーサリング用実験システムとして、(1)日英機械翻訳システムの日本語解析モジュール、(2)日本語言い換えモジュール、(3)英日機械翻訳システムの日本語生成モジュールを組み合わせて実現した。解析・生成モジュールと言い換えモジュールの間は、CDLと呼ばれる概念記述言語の表現形式で記述したデータで受け渡しを行った。特許文書中の非明晰な文を5種類の言い換え規則を使って行った実験で、産業日本語への言い換えが可能であることを確認した。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2009-03-18
著者
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