学校経営の自律性確立課題と公教育経営学(<特集>今日における教育経営学の意義と課題-教育経営概念及び研究の有効性と限界(3))
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Education in Japan has been going through a process of decentralization since the 1990's. This reform should include the establishment of autonomous school management, because educational services to children are provided through schools directly, not the board of education. From this viewpoint, it has been necessary to set up autonomous school management to arrange some of the following conditions: i. Transferring the authority of school management from the board of education to each school. ii. Reconstructing the inner organizations of each school for effective management. iii. Setting up a participatory system of parents and local volunteers in school management. In setting up autonomous school management, changing the domain of authority of educational administrative agencies is inevitable. This should relate to the review of the concepts on educational administration and school management. Though there have been many arguments about the concepts of educational administration and school management up to now, these rarely address the position of school management in the total system of public education. In this paper I have attempted to state the position of school management in the total system of public education using the concept of public educational administration. Public educational administration consists of educational policy, educational law, educational administration, school management and other components. It is very important to set up autonomous school management in order for the concept of school management to mean the management of the unit school in the total system of public educational administration. Under these circumstances, the study of public educational administration focused on how to set up autonomous school management should be developed.
- 日本教育経営学会の論文
- 2009-05-30
著者
関連論文
- 教員養成教育を基礎とした教師の職能成長の在り方と問題点 : 本学出身若年教員に対する調査を通した実態分析(その2)
- 教員養成教育を基礎とした教師の職能成長の在り方と問題点 : 本学出身若年教員に対する調査を通した実態分析(その1)
- タイ国の教員養成・教員資格・教員採用 : 制度,実態と改革動向(1)
- 教員の職務実態からする「複数担任学級」の意義と効果 : 参与観察調査,質問紙調査による「少人数教育」の検討(2)
- 教員の職務実態からする「少人数学級」の意義と効果 : 参与観察調査,質問紙調査による「少人数教育」の検討(1)
- 学校経営の自律性確立課題と公教育経営学(今日における教育経営学の意義と課題-教育経営概念及び研究の有効性と限界(3))
- 日本における学校組織開発の研究動向と課題(II シンポジストによるプレゼンテーション,学校組織開発の研究動向と課題)
- タイ国における5年課程教員養成制度 : 制定経緯・概要・課題
- タイ国における教育職員免許制度 : 制定経緯・概要・課題
- 教育改革と学校経営研究 : 日本教育経営学会の役割と課題(学会創立50周年・紀要第50号記念特別企画-教育経営学会のあゆみとこれからの展望-)
- 学校経営の構造転換にとっての評価と参加(教育改革と学校経営の構造転換(3)学校経営の自律化に向けた評価と参加の在り方)
- 総括 : 公教育経営改革の国際比較と日本の位置(教育経営学の再構築(2) : 教育経営学の方法論の国際比較)
- バラポン提案へのコメント(大学における教員養成と教育学部問題 : タイの動向を手がかりに)
- タイ国教育制度の概要(大学における教員養成と教育学部問題 : タイの動向を手がかりに)
- 下村哲夫氏の書評にこたえる(第1巻, 堀内孜・加治佐哲也・天笠茂編, 『公教育の変容と教育経営システムの再構築』)(日本教育経営学会編, 『シリーズ教育の経営』, 全6巻, 玉川大学出版部, 2000年)(書評にこたえる)
- 教育改革における学校と地域の再編(学校と地域の関係の再構築)
- 教育委員会・学校の権限関係の再編 : 学校の自律性の拡大に着目して(わが国教育経営研究の到達点と今後の課題-学校の自律性と学校経営概念の再定位-)
- タイ国の教員養成・教員資格・教員採用 : 制度,実態と改革動向(2)
- 学校の自律性確立に向けた学校組織と教職員勤務の実態認識(科学研究費研究報告 : 変化する社会における学校組織と教職員の職務実態の在り方に関する総合的研究)
- 学校経営の自律性確立のための権限-責任関係(シンポジウム : 中教審答申と学校経営改革)
- タイ国小学校の教育課程と学校時間の特徴
- 加治佐哲也著, 『教育委員会の政策過程に関する実証的研究』, 多賀出版, 1998年
- 教員採用に関する受験学生の意識と取り組み実態 : 本学学生に対する質問紙調査の結果分析を通して
- 学校の経営的特質と子どもによる学校教育の受容 : 「学力重視型」学校と「生活重視型」学校の事例調査に基づく比較考察
- 教員採用・研修の実態と問題点 : 制度・内容・意識に関する実態調査に基づく検討(III 共同研究)
- 高校生急増減と教育行政課題 : 近畿圏の場合(II 共同研究)
- 教員養成の実態と問題点 : 制度・内容・意識に関する実態調査に基づく検討(III 研究報告)
- タイ国教育大学(Teachers College)の改革動向とその質的改善課題(V 研究報告)
- 〔提案・四〕 「与える研修」から「受け皿としての研修」へ(II シンポジウム「教員研修と行政の役割」)
- わが国の指導行政組織単位に関する研究 : その特性からみた改革の展望(III 研究報告)
- 日本における知識基盤社会に向けた教員の専門的資質の向上 : 国民社会の変容と公教育システムの再編に向けた教員の役割と専門性(V 第8回日韓教育行政学会共同セミナー)
- 公教育をめぐる規制緩和と教育行政の責任(総括,公教育をめぐる規制緩和と教育行政の責任,III シンポジウム)
- 教育行政分野における国際協力の在り方と今後の課題(まとめ,国際フォーラム 教育行政分野における国際協力,IV 課題研究)
- 市町村教育委員会の学校管理実態と学校管理規則の意味 : 「学校管理規則」未制定状況下での学校管理実態の検討(III 研究報告)
- 佐藤全・若井彌一編著, 『教員の人事行政-日本と諸外国」, ぎょうせい, 1992年, 全420頁(VII 書評)
- 地方分権化の動向と教育行政課題(提案・1,地方分権化と教育行政の課題,III シンポジウム)