女子学生の骨密度と食生活(第2報)
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概要
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女子学生11名を対象に,骨密度正常群と低群における身体状況,栄養摂取状況調査,食生活・経歴・習慣等に関するアンケート調査を実施した。調査期間中全員に対し栄養・運動指導を行い,後半2ヶ月間はカルシウム補助食品摂取を試みたところ次の結果を得た。1)身体状況の変化は,両群ともに体脂肪率が減少し,骨密度は増加が認められた。貧血検査は全員正常であった。2)最大酸素摂取量による全身持久力評価は「劣る」から「普通」に変化した。3)カルシウム摂取量はカルシウム補助食品摂取期のみ所要量を充たしている。他の栄養素についても不足が目立ち,特に鉄の充足率は50%前後であった。4)全体での乳類摂取量は増加したが,正常群でカルシウム補助食品摂取期に減少していた。5)食生活状況の変化として,納豆・小魚・海草の摂取頻度が増加した。6)骨密度維持に必要なことは「運動」,今後継続したいことは「カルシウム食品の摂取」がトップにあげられた。7 )骨密度測定後の運動実施状況は,低群で100%であり,種類は筋力トレーニングが多かった。
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