二光源を用いた角膜曲率中心位置計測による視線検出法
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概要
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視線計測には位置精度に加えて,被験者への負担の軽さ,キャリブレーションの容易さが求められている.本研究では,瞳孔に比べて安定した特徴点である角膜曲率中心位置をビデオカメラで計測し,各被験者がもつ眼球固有のパラメータである眼球回転中心位置を測定することにより,高精度かつ煩雑なキャリブレーションを不要とする新たな視線検出法を提案する.提案手法では,既知の方向にある3点の視標を注視することで眼球回転中心位置を求め,位置の異なる二光源の角膜反射像位置から角膜曲率中心を計算し,これらを結ぶ直線から視線を検出する.模型眼を用いた実験の結果,水平角度±40degの範囲における視線位置の平均誤差は0.268deg,垂直角度±30degの範囲での平均誤差は0.287degであることが示せた.
- 2009-03-04
著者
-
竹田 仰
九州大学大学院芸術工学研究院
-
竹田 仰
長崎総合科学大学人間環境学部
-
竹田 仰
九州大学
-
田中 宏明
広島市立大学大学院情報科学研究科
-
笠井 健
大阪大学 健康体育部
-
竹田 仰
長崎総科大
-
笠井 健
大阪大学保健センター
-
疋田 真一
広島市立大学大学院情報科学研究科
-
竹田 仰
九州大学大学院
-
武田 仰
長崎総合科学大学 人間環境学部 環境文化学科
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