アクティブシニアのライフスタイルの現状-その4 : 岡山県笠岡諸島・真鍋島の漁村地域の場合

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岡山県真鍋島に住む元気な高齢者(アクテイブシニア)の日常生活における外出頻度,家事労働,食生活,衣生活,生き甲斐,住まい方,島の生活での不便・不満などの実態調査をした。その主な結果は次のとおりであった。1)調査対象者は男性20名,女性30名計50名であった。年齢は,74歳以下が17名,75歳以上が29名,年齢不詳が4名であった。2)元気な高齢者の外出頻度は,買い物では「週2〜3回」が多かった。趣味のための外出は,「行かない」人が多かった。外出手段は「定期船」と「徒歩」が多かった。3)家事労働は「自分でする」が7〜8割であった。4)食生活での関心度の高い項目は,旬の食材を大切にした手作り志向で塩分を控え,食べ過ぎに注意していた。また,季節ごとの料理を食していた。5)衣生活での関心度の高い項目は,下着には綿製品を買う,ボタン付けなど繕い物は自分でする,冠婚葬祭など儀式にふさわしい服装をするであった。6)園芸・菜園作り,孫の成長,働くことなどに楽しみ,喜びを感じていた。7)住まい方については,居住25年以上が多く,周りに雑草が生えて困る,住居が広すぎて困る,狭すぎて困るなどの悩みをかかえていた。8)島の生活での不便・不満では,買い物の不便,船の便が悪い,公共施設が貧弱などを挙げていた。しかし,一人で自分のことが出来なくなっても現在地に住みたい人は約50%であった。

アクティブシニアのライフスタイルの現状-その4 : 岡山県笠岡諸島・真鍋島の漁村地域の場合

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