小児看護学実習についての子どもへの説明と同意 : 子どもへの「実習説明書」の作成から
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概要
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本学では2004年度より,臨地実習で受持ち患者と「看護実習依頼書」と「看護実習同意書」の取り交わしを行っている.今回,小児看護実習において患児用の「実習説明書」を作成,導入した.この患児用の「実習説明書」は受持ち患児となる子どもが看護実習について子どもなりに理解,納得し,主体的に受け入れの可否判断に参加できることを目的としたものである.「実習説明書」を用いた説明について,非公式だが患児の保護者より肯定的な意見が聞かれた.患児用の「実習説明書」について患児への倫理的配慮がなされたかどうかについてはインタビューやアンケートなどによる客観的な評価に基づく判断の必要性が示唆される.さらに,説明方法については文書のみならず,子どもが理解しやすく,イメージ化しやすくするための具体的方法の工夫も必要とされる.
- 京都市立看護短期大学の論文
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