参画型グループ・エンカウンターの追跡調査に見る進行段階の様相(II) : 実践段階の成果と課題

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概要

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参画型グループ・エンカウンクーとは,参加者がグループでエクササイズを開発,設計し,関発者たちがリーダーとなり,他のグループがメンバーとなって実践する方式をいう。学生たちがエクササイズを企画し,実践したデータを分析し,卒論に仕上げた。企画・実践・卒論とたどる参画体験は,どのような成果をもたらしたか。本研究の目的は,その実践段階に焦点をしぼり,追跡調査をもとにグループ体験の成果と課題を明らかにすることである。調査対象は1995〜2000年の6年間に参加した89名(男19名・女70名)で,14の質問に回答を求めた。結果は次の通りである。(1)援助的関係が有意に促進され,自己の関係的側面に有意な変容が見られた。(2)参加者全員による相互援助的なリーダーシップの分有がグループ活性化の一助になった。(3)企画段階の課題(自己直面,一体感)は,実践段階で克服された。さらに一層深い集団発達を遂げ,達成感を高めた。
東海大学の論文

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