<原著論文>参画型グループ・エンカウンターの過程にみる設計・試行・実践の効果

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構成的グループ・エンカウンター(以下SGE)は, 様々な問題を抱えている教育現場において注目されている。定型化されたエクササイズを参加メンバーがこなしていく形式のSGEに対し, 学生主体で, エクササイズ設計から参加し, 試行を重ねていくプロセスをたどるものが参画型グループ・エンカウンターである。SGEに比べ参画度が高いため, メンバーの抵抗や受け身感が和らぎ, エクササイズに対するモチベーションが高い。その特性を踏まえた上で, 私たちは自己を"作品"として表現するエクササイズを設計し実施した。この過程を設計段階, 試行段階, 実践段階という3つの進行段階に分けてその経過を示す。設計段階では, ねらいや手段を模索しつつエクササイズを完成させた。試行段階では, 設計したエクササイズを試行して問題点を抽出し, 修正を加えて新たなエクササイズを完成させた。そして試行段階で完成させたエクササイズを実際にエンカウンター合宿で実践し, 効果を測定した。以上の成果から, 学生主体でエクササイズを設計する意義, 設計したエクササイズの持つ特性, 参画型グループ・エンカウンターにおけるリーダー養成の可能性および今後の課題について考察を加える。
東海大学の論文
2001-03-30

<原著論文>参画型グループ・エンカウンターの過程にみる設計・試行・実践の効果

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