A県における新生児訪問指導担当職員の現況について

概要

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【目的】A県内の新生児訪問指導を担当する看護職員の実態について,その職種と雇用形態について調査する。【方法】A県内の全市町村保健センターを対象に,母子保健担当者宛に2003年4月〜2004年3月までの,(1)新生児訪問指導数,(2)常勤看護職員とその職種,(3)家庭訪問指導のための非常勤看護職員の雇用状況,(4)非常勤職員の賃金,について調査した(回収率77.2%)。【結果】1センターの年間平均訪問件数は70.21±150.24件で,訪問数が最も多い保健センターは年間900件以上であったが,1件も訪問のない保健センターも全体の6.6%あった。38%の市町村保健センターで訪問指導のための非常勤看護職者を雇用しており,その職種は助産師が多かった。非常勤職員の賃金は,出来高給方式では訪問1件につき,1,500〜6,000円,時間給では1,000〜2,600円であった。日給方式は1保健センターが5,000円,その他が6,100円であった。【結論】新生児訪問指導事業を担う職種は保健師が主体であった。しかし,新生児訪問事業担当として非常勤看護職を雇用する場合には助産師職が多かった。また,その賃金は地域による格差が大きかった。