櫛型フィルタと周波数変換器を用いたハウリング低減法のハードウェア実装(立体音響・トランスデューサ/一般)

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
入力信号を櫛型フィルタ処理し,さらに周波数変換して出力するハウリング低減フィルタが提案されている。帰還信号は周波数が移動していくため,帰還を繰り返す間に必ず櫛型フィルタの阻止域を通過することになる。これより,帰還信号が阻止されるため発振周波数の推定などを行うことなく発振を低減できる。周波数変換器にはヒルベルト変換器を使用し,ヒルベルト変換と櫛型フィルタを一つのFIRフィルタで処理することにより,構成を単純化できる。このシステムをハードウェアに実装し,実験によりハウリング低減効果の評価を行った。その結果,最大で12dBのハウリングマージンが得られた。特に高い周波数の発振に対して有効なことが確認された。
2007-11-30

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク