構造未知の音環境システムに対するファジィ理論の導入による状態推定
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概要
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本研究では、実音環境は線形システムなどの単純なモデルで表現することが困難な場合が多いことを考慮し、システムの入出力特性を、低次・高次の各種相関情報を階層的に反映した条件付確率密度関数に対する級数展開型表現でまず捉える。次に、システム特性を一般に未知として捉えることが合理的な複雑な音環境システムに対し、あいまいさの混入したファジィ観測データに基づき、対象信号の変動波形を逐次に推定できる状態推定法を理論的に導出している。さらに、本手法を実音環境における心理評価に適用して、その有効性の一端を実験的にも検証している。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2007-11-08
著者
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