振動-音環境システムの対照的な数式と物理モデルに基づく二確率信号処理手法と室内外騒音への適用

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
本報告では、物体の振動と放射・透過音が密接な関係にあることを考慮し、振動-音変換システムの数式モデルや物理モデルを用いた解析に基づき、環境騒音を評価する確率的二信号処理手法を提案する。数式モデルとしては、振動-音変換機構の揺らぎに関する機能面のみを重視し、まず振動・音間に潜在する低次・高次の各種相関関係の階層的情報を活用した非線形回帰型のシステムモデルを見出す。さらに、暗騒音混在下でも稼動機械のみから発生する騒音を、振動計測を基に抽出できる新たな確率的一評価法を提案する。一方、物理モデルとしては、遮音システムにおける屈曲振動の理論的振動解析に基づき、入力から出力への音響伝達関数表現をまず導出する。ついで、任意入力に対し、入力と遮音システムの固有値情報をもとに出力騒音の変動評価を試みる。
社団法人電子情報通信学会の論文
1999-12-16

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク