音環境エネルギーシステムに対する逆ガウス分布を用いた記述的一信号処理法

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概要

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音環境の設計・評価における実環境下での測定においては、時に暗騒音の混入は避けられない。音現象そものの多様な揺らぎもあり、その処理アルゴリズム設立においては、展開型分布表現の導入は必然的ともなる。展開項を有限で切る実際への適用においては、現象の揺らぎ形状をより捉える分布を基礎とすることが実用的ともなる。本研究では、暗騒音混入下の環境エネルギーシステムに着目し、逆ガウス分布に基づく一信号処理法を提案する。まず、逆ガウス分布を重みとした直交関数をシュミットの直交化操作を援用した構成法で導出することにより、逆ガウス分布を初項にとる直交級数展開型の分布表現を設立する。さらに、ベイズ定理に適用することによる、エネルギーシステムに対する信号検出のための広義ディジタル・フィルターのプログラミング論理を設立する。さらに、実測の音響データへ適用してその実験的検証を行う。
社団法人電子情報通信学会の論文
1999-11-19

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