排水路を対象とした落差工に関する研究 : 第1報狭さく型,非狭さく型の模型実験による水面形の検討

概要

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排水路における落差工を対象として模型実験を行なった。型としては従来施工されてきた落ち口をせばめる狭さく型の2つの型と落ち口をせばめない非狭さく型の3つの型について,水の流れの面から検討を加えた。その結果,狭さく型ではどちらの型でもあまり水流状態の変化はなく十分エネルギーの減殺が行なわれている。非狭さく型では,規定の長さのクッションをつければ,エネルギーの減殺が十分で部分的改良を加えれば,実用に供されることがわかった。しかし,クッションの長さが半分のものは出口の水面の盛り上りが大きく,クッションの全然ない型のものはエネルギーの減殺が十分でないため,このままの型では使用できないことが明らかとなった。
1973-07-20