視界制限時及び夜間における衝突海難に関する人的要因の特徴
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
It is said that marine accident caused by human error of ship's navigator, such as mistaking to look out and unusual maneuver, accounts for about 80% of the total accidents. As the process of error caused accident is diverse, we have to research how navigator makes an error firstly. As the result, we can understand how its error causes ships' collision accidents. If we can make clear the process that navigator commits errors, we can build an effective and preventive measure against accidents. The authors established the classification method of human error on ships' collision accidents to make clear the dangerous factors behind an error based on the analysis of human error occurred in these accidents. Moreover the authors made clear the relation among factors regarding the error rising process by making use of the accident analysis using the classification method which authors had already established and reported. Last time, the authors had a grasp that the navigation under particular situation such as restricted visibility and nighttime, influences the process that navigator commits error, however could not make clear the relation between the error and the navigation under particular situation. This time, the authors conducted the error analysis by using quantification method and pointed out characteristics of the human elements in the case of ships' collision accidents occurred in restricted visibility and at night. As results of this study, following characteristics of human elements were pointed out. ・Navigators tend to make conjectures on other ship's avoiding action even if navigators realize the risk of collision in restricted visivility. ・Navigators do not tend to detect the risk of collision even if navigators realize the other ship existence at night.
- 社団法人日本航海学会の論文
- 2007-09-25
著者
-
古莊 雅生
神戸大学大学院海事科学研究科
-
嶋田 博行
神戸大学
-
竹本 孝弘
東京海洋大学海洋工学部
-
阪本 義治
独立行政法人航海訓練所
-
古荘 雅生
神戸大学海事科学部
-
古荘 雅生
神戸大学大学院海事科学研究科
-
古莊 雅生
神戸大学海事科学研究科
-
竹本 孝弘
独立行政法人航海訓練所
-
嶋田 博行
神戸大学大学院海事科学研究科
-
嶋田 博行
神戸大学大学院
-
古荘 雅生
神戸大学
関連論文
- 顕在的課題切換えにおける手がかりコストと自動性(日本基礎心理学会第28回大会,大会発表要旨)
- 神戸大学 海事科学研究科 船舶安全学研究室(研究室紹介)
- 練習船深江丸の乗船評価
- 海上労働における安全衛生規定の歴史的推移(Asia Navigation Conference 2009)
- 漁船衝突海難における避航行動とその背景
- 視線を利用した技能継承支援システムにおけるマルチメディア拡張(テーマセッション,データ工学とメディア理解との融合)
- 遅れ時間を伴う平面運動への人間の追従性
- 神戸大学 海事科学研究科 船舶安全学研究室
- 視線とHMDを利用したウェアラブル-デスクトップ遠隔コミュニケーションシステムの開発と評価
- 海難事故演習のための人的シュミレーション
- 航海視環境の背景条件特性
- 港湾区域における船舶交通管理の問題 : 阪神港大阪区及び神戸区について
- 顕在的手がかり課題切り替えとストループ課題(日本基礎心理学会第27回東北大会,大会発表要旨)
- 他大学出身学生・社会人学生の研究室受け入れ後の入門学習としてe-Learningを用いた教育実践
- 注意コントロールに関する新しい実験パラダイム : タスクスイッチングについて(日本基礎心理学会第26回大会,大会発表要旨)
- 遅延応答環境における人間の追従性獲得に関する基礎研究
- 港湾区域における船舶交通管理の問題--阪神港大阪区及び神戸区について
- 水域利用調整における自主ルールの運用について
- 「船員の常務」に関する考察 : アンケート調査に基づく比較と検証
- 小型船舶特別規定の必要性 : 海上衝突予防法第15条の場合
- 航法の適用について : 海難審判の裁決と操船者の判断
- 操船方略の経験による違い
- 漁船衝突海難における避航行動とその背景
- 視線を利用した技能継承支援システムにおけるマルチメディア拡張(テーマセッション,データ工学とメディア理解との融合)
- 練習船における操船シミュレータ訓練の効果(Asia Navigation Conference)
- オンボード操船シミュレータ訓練による教育手法の開発
- オンボード操船シミュレータ訓練の効果と練習船実習への応用
- 実験参与船員の意見に見られるTSL飛翔の安全な航行方法
- 実験参与船員の意見に見られるTSL飛翔の安全な航行方法(システム技術部,所外発表論文等概要)
- 見張りの妨げとなるサングリッターの影響とサングラスの評価
- 新しい実験パラダイム : タイムラグを伴う自己応答への反応(日本基礎心理学会第26回大会,大会発表要旨)
- 大学統合に伴う練習船深江丸の活動の変遷
- 大学統合に伴う練習船機能の変遷と評価
- 技能獲得に及ぼすRRIの効果
- 遅延応答環境における人間の追従性獲得に関する基礎研究
- 海洋志向性の国際比較-I : 日・米・独・スウェーデンの大学生について
- 日独大学生の海洋志向性-II : 多変量解析による検討
- 操船者の情報処理システムに基づく避航行動
- 練習船銀河丸の船橋設備 : IBS及びAISを中心として
- 銀河丸の統合化ブリッジシステムとその有効性
- 銀河丸と2000年改正SOLAS条約
- B-2-1 海上交通流調査のためのレーダとAISデータ収集システム(B-2.宇宙・航行エレクトロニクス,一般セッション)
- 船舶の航行視環境の印象に関する実験的検討
- 船体運動特性への人間の追従性(Asia Navigation Conference)
- 単純空間身体反応に及ぼす音声入出力効果
- 遅れ時間を伴う3次元運動への人間の追従性
- PA048 技能習得の形成過程(2) : アルファベットの加算作業
- PA047 技能習得の形成過程(1) : 宣言的知識の有無
- 海事分野におけるe-Learningの構築
- e-Learningサイトの構築(商船・理工学)
- 遅れ時間系システム開発
- 船舶運動特性(遅れ時間系)への人間の追従性に関する基礎研究
- システムダイナミクスを用いた海難リスクの一考察
- 2005A-G7-14 システムダイナミクスを用いた海難リスクの一考察(一般講演(G7))
- 視界制限時及び夜間における衝突海難に関する人的要因の特徴
- 衝突海難事故における人的エラーの数量化
- 衝突海難事故における人的エラーの発生形態
- 諸外国における海難調査と英国における衝突海難の現状 : 人的エラーに関する調査について
- 視覚心理・視覚生理-6 海上交通における人的要因に関連するフィールドファクター
- 衝突海難における操船者エラーの特徴(Asia Navigation Conference)
- 海事教育・訓練及び研究開発活動から見た海事教育機関の新たな役割について(Asia Navigation Conference)
- 海洋基本法における海洋産業の健全な発展(海洋基本法)
- 照明学会の国際化を進めるために(今日の課題)
- ストループ効果の研究 : 一致刺激の反復提示効果
- コンピュータによる心理学実験入門 : 基礎教育実験サポートプログラムの開発
- 船舶運動特性(遅れ時間系)の学習過程
- 内航海運業界の運輸安全マネジメント指針
- 漁船居眠り海難の要因分析とその防止対策
- 水先人避航行動の特徴と衝突海難防止
- データ入出力端子としてのパイロットポートの活用
- 船員災害防止計画の現状と課題
- 日本船長協会自主設定分離通航方式の評価(Asia Navigation Conference 2010)
- 操船者避航行動の特徴と海難防止(Asia Navigation Conference 2010)
- 操船者の認知特性に関する基礎研究-I : 空間情報処理(心的回転)
- Z-21 海上における安全色の視認性(ポスター発表,第42回全国大会要旨集)
- 船尾灯の視認に関するヒューマンエラー
- 次世代型練習船銀河丸の概要
- ヒューマンエラーの特徴に基づく衝突海難防止対策
- 衝突海難事故における人的エラーの分類について
- ALOSを用いた沿岸環境モニタリング手法の検討
- 船底防汚塗料の実船評価
- 海洋レジャーの普及を目的とした小型船舶操縦士免許制度に関する考察
- 船舶・運航・管理研究会特集に寄せて(船舶・運航・管理研究会)
- 操船者を中心としたヒューマンエレメント
- 認知心理学実験装置の開発
- コンフリクト適応効果と一致性効果との関係(日本基礎心理学会第30回大会,大会発表要旨)
- 新型船底防汚塗料による船舶の省エネルギー化
- 簡易型AISの小型艇への導入と既存船での対応について : 「最先端海上交通観測システム」の活用
- 副会長就任に当たり
- 遅れ時間系運動刺激提示システムの構築
- ストループ現象に関する継時的効果
- ストループ効果のモニタリングモデル(研究発表B,IV.第16回大会発表要旨)
- 大学授業におけるe-Learningシステムの構築
- ヒューマンエラーと管理 : 人間の注意機能と研究の重要性
- 心理学に関する基本問題 : Psychologyは本当に心理学なのか
- 新しい教育観の提言
- 操船場面における人間の認知特性に関する基礎的研究-I : 遅延フィードバック下での遅延反応の学習
- 操船者の認知特性に関する基礎研究-II : ヒューマンエラーの実験的検討(その1)
- 内航海運における船舶管理業務に関するガイドラインの効果的な運用について(Asia Navigation Conference 2012)
- 動的な比率一致性の変動によるコンフリクト適応効果の変化(日本基礎心理学会第31回大会,大会発表要旨)