海洋志向性の国際比較-I : 日・米・独・スウェーデンの大学生について
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概要
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海洋志向性に関する研究の一環として、これまでに日本の大学生について社会調査を実施し、また同様の項目で米・独においても調査を実施し、結果の検討を行ってきた。今回、サンプル数は少数であるが、新たにスウェーデンの大学生についての調査結果を入手したので、従来の結果と対比させつつ、全体的な検討を行った。調査項目は、SD法による海・船・船乗りのイメージ、海事に関する意見、スポーツ・趣味などの海陸志向、海事に関する知識の程度などである。本稿は主として単純集計の結果についての報告であり、主な結果として、海に対するイメージはアメリカ、スウェーデンの大学生がよく、親近感はドイツの商船・海洋大学生に強く持たれていたこと、日本の大学生は、海事に対する知識は持ちあわせているが、海そのものに関する関心はむしろ外国の学生ほど高くはないこと、特に商船大生でも海や船に対して親近感が強いわけではない、などの事実が明らかにされた。
- 社団法人日本航海学会の論文
- 1993-09-25
著者
-
嶋田 博行
神戸大学
-
黒田 隆
園田女子大学
-
吉田 光雄
Human Sciences, Osaka University
-
黒田 隆
Sonoda Women's Junior College
-
嶋田 博行
Kobe University of Mercantile Marine
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