アーキテクチャ・シミュレータN.2を用いた並列マシンのシミュレーションの試み(マイクロ・プロセッサ,ニューラルネットワーク)
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概要
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アーキテクチャ・シミュレータN.2を用いて,PE数64個までの並列計算機のシミュレーションをおこなった.まず,並列計算機のPEとして使用するシングルチップコンピュータH8/330の動作を,N.2のハードウェア記述言語ISP'によって記述した.記述したH8/330のモデルを用いて1PE,2PE,16PE,64PEシステムのシミュレーションをおこなった.16PEシステムに対して,パソコン上のシミュレータとクロック数が一致することを確認した.64PEシステムに対し,64個のデータの最大値を求めるプログラムを実行し,動作を確認した.このシミュレーション(約400命令,約1700サイクル)に約6分20秒かかった.N.2では,さまざまなアーキテクチャのシミュレーションを簡単に行える.N.2は並列計算機のアーキテクチャやアルゴリズムの解析をおこなう有効なツールと考えられる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-04-23
著者
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