物体表面から放射された音波の近距離場における性質分析と再生法の検討(スペシャルセッション : 究極の超臨場感 (2))
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概要
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我々は,面が振動することにより音を発する発音体の音響を再生するため,その二次元的な面の振動を再現する音響装置の開発を行っている.物体が発音するとき,多くの場合その表面は場所によって異なる波形で振動し,それにより放射される音響は多様な指向性を持つ.特に発音体から数メートル程度の近距離場ではこの放射指向性の影響が密であり,この音響放射特性を再現することが臨場感の向上につながると考える.本稿ではまず,ヴァイオリンを例に上げ,発音時の表板の振動を計測した波形に基づき放射音を算出することで,その放射音が多様な指向性を持つことを示す。次に,多様な面振動の放射音響を再現することを目的とし,振動板上の複数点に加振装置を設置して同期独立に強制振動させることにより,2次元的な面振動を制御する音響装置の提案を行う.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2007-08-01
著者
-
勝本 道哲
情報通信研究機構ユニバーサルメディア研究センター超臨場感基盤グループ
-
勝本 道哲
情報通信研究機構
-
山肩 洋子
情報通信研究機構
-
勝本 道哲
(独)情報通信研究機構
-
山肩 洋子
京大
-
木村 敏幸
(独)情報通信研究機構
-
木村 敏幸
情報通信研究機構
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