アイゴ(Siganus fuscescens)の摂餌生態と音刺激による摂餌抑制効果について(平成17年度日本水産工学会春季シンポジュウム「磯焼け対策を考える〜魚類による過剰食圧の軽減に向けて〜」)
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概要
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Seasonal and diurnal feeding patterns were studied on the herbivorous fish Siganus fuscescens, which was reported to be the causative agents of deforestation of kelp beds in southern coasts of Kii Peninsula, Wakayama Prefecture, Japan. Culture experiments revealed that S. fuscescens feeds Ecklonia most vigorously in late September, ranging from 26 to 29℃ in water temperature. The highest averaged feeding rate recorded during the decade was 3.97%. The feeding time of S. fuscescens in a day was found to be 9:00 to 17:00 with a notable peak from 13:00 to 15:00. To find effective methods of protecting kelp in larger scales, auditory stimuli were challenged in tanks and/or cages using iron drums driven with water and wind energies, respectively. Although auditory stimuli were effective to lowering the feeding rate of S. fuscescens, further studies are needed to overwhelm the acclimatization.
- 日本水産工学会の論文
- 2006-07-15
著者
-
藤田 大介
東京海洋大学
-
木村 創
和歌山県農林水産総合技術センター水産試験場
-
山内 信
和歌山県農林水産総合技術センター 水産試験場増養殖研究所
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山内 信
和歌山県農林水産総合技術センター
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藤田 大介
東京海洋大
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山内 信
和歌山県西牟婁振興局
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