静岡県伊豆半島北西岸でのガラモ場回復の取り組み(平成21年度日本水産工学会秋季シンポジウム「持続的な磯焼け対策の実践に向けて」)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Restoration of seaweed bed was challenged at a block (10×10m) of Diadema barren on the northwestern coast of Izu Peninsula. Monthly removal of Diadema was started in April 2007 and followed by repeated enclosures using sand bag curtain, gill nets and plastic sheet or rolled gill nets. Seaweeds (but no Sargassum) grew on the barren boulders from winter to spring. When the nets were fouled, bended or broken, Diadema often invaded the enclosures. In the enclosure, Sargassum horneri juveniles (20cm high) fixed on mid-layer floats on December 2008, grew up to 6m in height and matured in February 2009. S. horneri recruited on the seafloor (boulders) in late May 2008, but were grazed by invaded D. setosum and gastropods. S. horneri juveniles transplanted in October 2008 were browsed by herbivorous fish in a month. However, S. horneri juveniles (covered with honeycombed PET) and S. pilutiferum juveniles transplanted in December 2008 could grow and mature. To supply more abundant juveniles, S. piluliferum was installed in the mid-layer net and suspended at a height of 1m from the sea bottom. As the result, the matured S. piluliferum could supply hundreds of germlings around the net.
- 2011-07-15
著者
-
長谷川 雅俊
静岡県水産技術研究所伊豆分場
-
長谷川 雅俊
静岡水技研
-
御宿 昭彦
静岡県水産試験場伊豆分場:(現)静岡県農林水産部
-
長谷川 雅俊
静岡水技研伊豆
-
長谷川 雅俊
静岡県水産技術研究所
-
中田 敬子
東京海洋大学応用藻類学研究室
-
藤田 大介
東京海洋大
-
藤田 大介
東京海洋大学海洋科学部応用藻類学研究室
-
高木 康次
静岡県水産技術研究所
-
佐藤 真莉華
東京海洋大学応用藻類学研究室
-
御宿 昭彦
静岡県水産技術研究所
-
藤田 大介
富山県水産漁港課
関連論文
- 磯焼け対策に用いるウニ吸引装置の開発
- 磯焼け実態把握アンケート調査の結果(平成17年度日本水産工学会春季シンポジュウム「磯焼け対策を考える〜魚類による過剰食圧の軽減に向けて〜」)
- 磯焼け対策における要素技術の整理(平成17年度日本水産工学会春季シンポジュウム「磯焼け対策を考える〜魚類による過剰食圧の軽減に向けて〜」)
- 文献から見た磯焼け対策研究の歩み(平成17年度日本水産工学会春季シンポジュウム「磯焼け対策を考える〜魚類による過剰食圧の軽減に向けて〜」)
- アンケートによる磯焼けの実態調査
- 磯焼け対策技術の系統樹
- 文献による磯焼け対策技術の歩み
- 磯焼け実態把握アンケート結果と磯焼け対策に用いられる要素技術の分析
- アイゴ(Siganus fuscescens)の摂餌生態と音刺激による摂餌抑制効果について(平成17年度日本水産工学会春季シンポジュウム「磯焼け対策を考える〜魚類による過剰食圧の軽減に向けて〜」)
- 磯焼け対策ガイドライン(水産庁)の紹介
- 一般市民参加型のウニ除去による磯焼け対策
- 富山県入善町の海洋深層水アワビ養殖施設に出現した付着珪藻
- 富山湾深層水中で自然繁茂する付着珪藻
- 舳倉島の露出海岸と遮蔽海岸における海藻の垂直分布と帯状構造
- 駿河湾の急潮
- 駿河湾における定置網漁況の短期変動と海況の短期変動の関係 (総特集 駿河湾・相模湾の生態系に対する気象と黒潮変動の影響(1))
- 富山湾西部虻が島のガラモ場における海藻の垂直分布と帯状構造
- 南伊豆海域における磯焼けの発生と推定される機構
- アイゴによるアラメ・カジメ摂食に及ぼす波浪と水温の影響(平成17年度日本水産工学会春季シンポジュウム「磯焼け対策を考える〜魚類による過剰食圧の軽減に向けて〜」)
- アイゴの海藻摂食に及ぼす振動流の影響
- アイゴによるアラメ・カジメ摂食に及ぼす流動と水温の影響
- 日本海ゆめ航海 : 流れ藻の採集と観察
- 相模湾及び周辺海域の急潮モニタリングと予報
- 磯焼け域と群落域におけるカジメの生長と光・水温条件との関係
- 伊豆の磯根資源から見た藻場の変動
- カジメ藻場の磯焼けからの回復
- 努力の有効度の変化を考慮した拡張DeLury法
- 静岡県浜名湖におけるアオガニCallinectes sapidus RATHBANの再記録
- 海底湧水によって維持される藻場 (総特集 藻場生態系の維持と再生)
- 陸奥湾におけるウミヒルモの生育記録
- 駿河湾海域漁業の現状と将来展望
- 駿河湾・相模湾への黒潮系暖水流入による急潮の前駆現象
- 相模湾及び周辺海域の高精度海況日報の特徴と活用
- 「〜藻場造成・実践と課題〜」報告(平成16年度日本水産工学会秋季シンポジウム)
- 藻場を見守り育てる知恵と技術
- 海洋深層水の利用の現状と問題点 : 特に水産分野の立場から
- 植食性魚類は海藻・藻場とどのように関わってきたか(平成17年度日本水産工学会春季シンポジュウム「磯焼け対策を考える〜魚類による過剰食圧の軽減に向けて〜」)
- 藻食性魚類は海藻・藻場とどのように関わってきたか
- 磯焼けの現状
- 氷見市虻が島のガラモ場調査
- 海洋深層水
- 磯焼けの現状
- サンゴモ類の生態
- 富山湾東部(黒部川以東)沿岸域における海藻の植生
- 富山湾
- 水産試験場研究報告の藻類関係論文リスト II(1996-1997年, 一部に過年度追加分を含む)
- 無節サンゴモ類(紅藻, サンゴモ科)の表層剥離と多層剥離について
- 水産試験場研究報告の藻類関係論文リスト(1991-1995年)
- 富山湾東部沿岸域で認められている藻場の衰退現象
- 第3回奥能登曽々木・真浦海岸海藻祭り参加記および第4回海藻まつりの御案内
- 海産珪藻Amphitetras antediluviana Ehrenbergに見られた2様式の胞紋閉塞
- 磯焼け地帯の被覆海藻に及ぼす植食動物各種の影響
- 35. 漁港内に生育する紅藻のサザエに対する餌料価値の検討(平成 2 年度日本貝類学会総会研究発表)
- 静岡県南伊豆で漁獲された白いイセエビとその脱皮成長
- 駿河湾に流入した黒潮系暖水の半地衡性の検討
- 静岡県における磯焼けに対する取り組みについて (特集 磯焼け現象を考える)
- 殻長組成比の変化(CIR法)による放流アワビの生残状況推定法
- 放流群の目視デ-タの解析法
- 持続的な磯焼け対策の実践に向けて(平成21年度秋季シンポジウム)
- 駿河湾・遠州灘におけるシラス類の漁場形成
- 静岡県伊豆半島北西岸でのガラモ場回復の取り組み(平成21年度日本水産工学会秋季シンポジウム「持続的な磯焼け対策の実践に向けて」)
- 宮城県女川湾における豊かな海の森づくり活動(平成21年度日本水産工学会秋季シンポジウム「持続的な磯焼け対策の実践に向けて」)
- 藻場回復活動の持続に何か必要か? : 人づくり,技づくり,流れづくり(平成21年度日本水産工学会秋季シンポジウム「持続的な磯焼け対策の実践に向けて」)
- 富山湾氷見市沿岸のテングサ場における付着珪藻 Arachnoidiscus ornatus Ehrenb. の発生状況
- エジェクターポンプによる小型巻貝の除去(磯焼け対策)試験
- 海産植食動物の摂餌阻害物質として紅藻ホソユカリから単離されたハロゲン化モノテルペン〔英文〕