努力の有効度の変化を考慮した拡張DeLury法
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概要
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新たに始まった漁業では, 漁場に関する漁業者の知識が乏しいために, 漁期が進むにつれてCPUEが増加することがある。努力の有効度の漁期内変化を考慮した拡張DeLury法を開発し, その手法を静岡県下田市白浜地区におけるアワビ類の漁獲統計(1982〜97年)に適用した。努力の有効度の増加パターンに複数の数理モデルを想定した。最尤法によりパラメータを推定し, AICを用いてモデルの選択を行った。AICが最小のモデルは, 努力の有効度が直線に従い増加するモデルであった。さらに, モデルの修正についても議論した。
- 公益社団法人日本水産学会の論文
- 2005-09-15
著者
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長谷川 雅俊
静岡県水産技術研究所伊豆分場
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長谷川 雅俊
静岡水技研
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山下 紀生
東京水産大学資源管理学科
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山下 紀生
東京水産大学資源管理学科:(現)(独)水産総合研究センター中央水産研究所資源評価部
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長谷川 雅俊
静岡水技研伊豆
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長谷川 雅俊
静岡県水産技術研究所
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