Rhizopusの乳酸醗酵に関する研究(第3報) : Cell free extractによる乳酸生成
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概要
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Rhizopus oryzaeに属する一株からのcell free extractは細胞懸濁液とほぼ同じ収量で好気的に乳酸を生成することを明らかにした.しかしこの系は極めて不安定で, 調製条件によつてもその活性を異にし, 又室温では24時間で殆んど完全に失活し, 氷室(5℃)でも活性のかなり著しい減退が認められた.このcell free extractは80,000×g30分間の遠心分離によつて, 沈澱部分と上澄液に分けるか, または蒸溜水に対し透析すると, 乳酸生成能を示さなくなるが, 遠心分離の沈澱部分または透析残液にMgCl_, DPN及びpyruvic acidまたはmalic acidを加えると活性が復活されることを知り, かくてこの反応を推進する系はparticleとcofactorから組立てられることを明らかにした.
- 鹿児島大学の論文
著者
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蟹江 松雄
Laboratory of Applied Starch Chemistry
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蟹江 松雄
Laboratory Of Applied Microbiology
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出来 三男
Laboratory of Applied Microbiology
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上床 忍
Laboratory of Applied Microbiology
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