納豆菌のGelatinaseについて(第2報) : Gelatinaseの性状
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概要
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(1)納豆菌No.8の培養液中のgelatinaseはphenylhydrazineで阻害される酵素(I)と阻害されない酵素(II)との少くとも2酵素から成ることが指摘された.(2)gelatinase IはIIに比較して耐熱性・耐酸性共に大である.(3)上の性質を利用してgelatinase IIを抹殺してgelatinase Iを残存させることが出来ることを知り得た.(4)gelatinase Iはアミノ酸生成力が大であり反対に粘度の低下作用は小さいが, これに比較してgelatinase IIはアミノ酸生成力は小さく粘度の低下作用は大である.且使用した酵素液の大部分はgelatinase IIからなることを知つた.
- 鹿児島大学の論文
- 1952-11-30
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