Cycasinを定量する方法
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概要
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1.cycasinの糖成分に基く比色法として, PLUMELのPrussian blue法を適用しうることを明らかにした.定量的paper chromatographyにこれを結びつけることにより, 試料中に共存する糖をも同時に定量した.2.cycasinは全pH領域において, その脂肪族azoxy groupの電解還元によるpolarograph波を示し, pH4乃至7においては2段波ならびにround maximumがみられた.pH1及び7における限界電流について詳細に検討し, 定量への応用条件を定めた.3.ソテツ種子中のcycasin含量こついて, 両法による結果はよく一致し, 両法の得失について論じた.
- 鹿児島大学の論文
- 1956-11-30
著者
-
小林 昭
生物化学及び栄養化学研究室
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永浜 伴紀
Laboratory of Applied Starch Chemistry
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永浜 伴紀
Biochemical Laboratory
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西田 孝太郎
Laboratory of Biochemistry
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小林 昭
Laboratory of Biochemistry
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