アゾオキシ配糖体の研究
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概要
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前報に引続き, cycad emulsinの糖転移作用によるazoxyglycosidesの生成について検討し, 反応生成物を検索した.cycasinを基質とした場合, 主要な転移生成物はneocycasin A(3-0-β-glucosylcycasin)で, またneocycasin B(6-0-β-glucosylcycasin)の外新しくneocycasin Cも生成されたが, neocycasin Aを基質とする転移反応では, neocycasin Cが主であつた.そしてneocycasin Cの構造を検討して, これがlaminaritetraosyloxyazoxymethaneであることを明らかにした.その他転移生成物としてneocycasin B, gentiobioseの外laminaritriose, laminaritetraose及び未同定のglucobioseがみとめられた.
- 鹿児島大学の論文
- 1960-10-25
著者
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