3.味覚関連遺伝子の探索とその機能解析
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概要
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近年、味覚受容体等、味覚情報伝達を担う遺伝子が次々と明らかになっているが、味覚情報伝達の分子メカニズムには未だ不明な点が多い。その理由として味覚情報伝達に直接関与することが示されている分子の不足が挙げられる。本稿では我々が行った味覚情報伝達に関与する遺伝子の探索法およびその解析法について述べる。cDNAマイクロアレイを利用した味蕾特異的遺伝子の選抜、バイオインフォマティクスの利用による遺伝子の情報収集、味細胞における発現様式の比較による遺伝子の機能の予測について実例を挙げつつ紹介したい。
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