団粒性用土「赤玉」の粒径別保水・透水機能について
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概要
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粒径別の団粒集合体の有効水分量は平均液相率0.136で,安行表土(黒ボク)の0.25よりはるかに小さい.粒径別の団粒集合体の保水曲線は標準砂のような形を示し,このことから粒径別の団粒集合体の水分保持の能力は安行表土に比べて劣っているといえる.粒径別の飽和透水係数は2-5mmのものが0.65kg・s/m^3,5-10mmのものが0.91kg・s/m^3,10-20mmのものが1.56kg・s/m^3と極めて大きくなっている.なお,団粒集合体の蒸発実験の結果によって恒率乾燥段階は2-5mmのものは16日まで,5-10mmと10-20mmのものは15日まで,それ以降は減率段階に入るといえる.以上の結果,赤玉が持つ保水特性及び透水性の変化は粒径別団粒集合体についてはそれほど大きな差が見られなかった.
- 千葉大学の論文
- 1994-03-25
著者
-
矢橋 晨吾
緑地環境工学研究室
-
早野 美智子
千葉大学大学院自然科学研究科
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早野 美智子
緑地環境工学研究室
-
雨宮 悠
緑地環境工学研究室
-
高 錫九
緑地環境工学研究室
-
雨宮 悠
千葉大学園芸学部緑地・環境学科
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