泥炭のコンシステンシー特性
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概要
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土のコンシステンシー限界の測定はシルト・粘土のような細粒土に適用されるとされている.繊維質の泥炭は複雑な構成成分と構造をもつことから,生泥炭そのもののコンシステンシー限界を測定することは困難である.それ故,泥炭の特異性の解明に迫る手段として,水中篩別により試料を作成し,上記の測定を試みた.結果は以下のように要約される.1.粒径425μm以下の試料については,JIS法の適用が可能である.2.測定値に乾燥に伴う不可逆性が現れる.3.泥炭のLL・PL値には強熱減量が少なからず関与している.4.JIS法で求めたLLはフォールコーン試験におけるコーン貫入量10mmの含水比より大きく,12〜14mmのそれに近い.
- 千葉大学の論文
- 1996-03-29
著者
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