ニホンナシ"幸水","新水"の新梢伸長並びに花芽形成に及ぼすPaclobutrazol処理の影響
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概要
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植物生長調整物質であるPaclobutrazol(pp333)[(2RS,3RS)-1-(4-chlorophenyl)-4,4-dimetyl-2(1H-1,2,4-triazol-1-yl)pentan-3-01]を用いてニホンナシ"幸水","新水"の新梢伸長,花芽形成に及ぼす影響について調査した.満開2週間後から1-2週間間隔でのPaclobutrazol250ppm5回茎葉処理で新梢伸長を抑制し,翌年の花芽着生数を増加させた.この処理時期,濃度,薬量では翌年の新梢発生数,新梢伸長量には影響を及ぼさなかった.果実に対する影響は認められなかった.以上の結果,Paclobutrazolの低濃度反復処理は,ニホンナシ樹勢を制御する上で処理当年の樹勢を抑制し,処理翌年の花芽着生数を増加させ,樹勢を落ちつかせ,安定した生産が期待できるものと考えられる.
- 千葉大学の論文
- 1989-02-28
著者
-
小原 均
果樹園芸学研究室
-
野間 豊
千葉大学環境健康都市園芸フィールド科学教育研究センター
-
中村 宏二
千葉大環境健康フィールド科セ
-
野間 豊
園芸別科
-
加藤 勝
附属農場
-
村田 義宏
附属農場
-
中村 宏二
附属農場
-
野間 豊
千葉大園芸
-
村田 義宏
千葉大環境健康フィールド科セ
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