リンゴ'ふじ'に対するPaclobutrazol処理が当年および翌年の新梢伸長に及ぼす影響
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概要
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生長抑制剤であるPaclobutrazolを用いて,リンゴ'ふじ'の新梢伸長に及ぼす影響を調査した.満開3週間後からの3週間間隔での低濃度展着剤加用4回反覆茎葉散布処理(250ppm×4)で,処理当年新梢伸長を最も抑制した.満開3週間後高濃度展着剤加用1回茎葉散布処理(1000ppm×1),G.C.期および満開3週間後から3週間間隔での低濃度展着剤加用4回反覆茎葉散布処理(250ppm×4,G.C.期満開3,6,9週間後処理, 250ppm×4,満開3,6,9,12週間後処理),発芽前土壌処理において,本試験での処理時期,処理濃度および処理薬液量では,処理翌年の新梢伸長等には影響は及ぼさなかった.本物質の処理翌年の影響の発現については,本研究の知見の他,影響が強く現れるとする報告もある.これらの報告と本研究の結果についての相違の原因としては,処理方法(樹当り化合物投与量,土壌,環境条件等を含む),対象樹の条件等(樹冠容積に関するものなど)が関係しているものと推察された.
- 千葉大学の論文
- 1988-03-18
著者
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