リンゴ"ふじ"の花芽形成並びに新梢伸長に対するPaclobutrazol処理の影響
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概要
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生長抑制剤であるPaclobutrazolを用いて,リンゴ"ふじ"の花芽形成並びに新梢伸長に及ぼす影響を調査した.G.C.期又は満開3週間後からの3週間間隔での低濃度展着剤加用4回反覆茎葉散布処理(250ppm×4回)で,新梢伸長を抑制し,翌年の花芽着生数を増加させた.この処理時期,処理濃度,散布薬液量では翌年の新梢伸長や新梢発生数には影響を及ぼさなかった.又,土壌処理による処理当年の影響は認められなかった.果実に対しては若干小さくなるものの,ほとんど悪影響を及ぼさなかった.以上の結果より,Paclobutrazolの低濃度展着剤加用反覆処理は,樹勢をコントロールする上に於て,処理当年樹勢をおさえ,処理翌年には花芽着生数を増加させ,樹勢をおちつかせ,安定した生産が期待できるものと推察された.
- 千葉大学の論文
- 1987-03-30
著者
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