1-(1-naphthaleneacetyl)-3,5-dimethylpyrazol (TH-656)処理による温州ミカンの摘果に関する研究(II) : TH-656の処理時期と処理効果との関係
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1.杉山系普通温州成木を用いて,TH-656の処理時期と処理効果との関係について明らかにした.2.TH-656の処理濃度は,50ppm,100ppm,200ppm,300ppmの4濃度とし,満開30日,40日,50日,60日後にそれぞれ樹別処理をおこなった.3.TH-656の摘果効果は,処理時期が遅れるに従って低下したが,濃度を高めることによってこれを補なうことが出来た.4.TH-656処理による落果助長効果は,無処理区に較べて10%〜20%であった.5.TH-656の処理効果は,生理落果の影響を受けた.すなわち,生理落果の継続している時期には,処理効果が顕著であった.6.TH-656の高濃度処理区では,全摘果の様相を示したが,枝葉,幼果に対する葉害は認められなかった.
- 千葉大学の論文
- 1975-11-25
著者
関連論文
- ニホンナシ"幸水","新水"の新梢伸長並びに花芽形成に及ぼすPaclobutrazol処理の影響
- リンゴ'ふじ'に対するPaclobutrazol処理が当年および翌年の新梢伸長に及ぼす影響
- リンゴ"ふじ"の花芽形成並びに新梢伸長に対するPaclobutrazol処理の影響
- 1-Naphthylacetic acid(NAA)による早生温州ミカンの摘果に関する研究
- 千葉大学園芸学部園芸別科における農業実務者養成教育に関する調査研究
- 園芸技術教育分野における農業実務者養成に関する研究
- 園芸技術教育における社会人の受け入れ並びにその実施に関する研究 : 大学附属農場の機能と技術系公開講座の開設
- 10. 光の強さがウリ科作物に対するδ-アミノレブリン酸の生育阻害作用に及ぼす影響
- 34. イネおよびキュウリにおけるδ-アミノレブリン酸の吸収, 移行
- 33. δ-アミノレブリン酸のキュウリに対する生育阻害作用
- 温州ミカンの薬剤摘果機構に関する研究 : III. NAA処理前および後の遮光が温州ミカン幼果の摘果効果におよぼす影響
- 温州ミカンの薬剤摘果機構に関する研究 : II.幼果の果梗の離脱におよぼすNAAの影響
- 温州ミカンの薬剤摘果機構に関する研究 : I.果実の形質が摘果効果におよぼす影響
- 早生温州ミカンの薬剤摘果に関する研究 : II. α-ナフタレン酢酸(NAA)散布による摘果効果と果実の形質との関係
- 1-(1-Naphthaleneacetyl)-3, 5-dimethylpyrazol (TH 656)処理による温州ミカンの摘果に関する研究 : I.結果母枝の発育程度および着果位置とTH656処理による摘果効果との関係
- 果樹園の防風施設に関する考察(2)
- α-Naphthaleneacetic acid (NAA)処理による早生温州ミカン摘果の経済効果に関する研究
- 芝草の生長制御に関する研究 : 第2報 芝草用生長抑制物質の選抜
- ウンシュウミカンの着果に関する研究
- ウンシュウミカンにおける着花型について
- ウンシュウミカンの薬剤摘果機構に関する研究(V) : ウンシュウミカンに対する5-Chloro-1 H-3-Indazolacetic acidの摘果効果
- 温州ミカンの薬剤摘果機構に関する研究(VI) : NAA処理による幼果の離層形成
- 1-(1-naphthaleneacetyl)-3,5-dimethylpyrazol (TH-656)処理による温州ミカンの摘果に関する研究(II) : TH-656の処理時期と処理効果との関係