砂質土の改良に関する研究 : VII.微細土粒子の洗脱機構
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概要
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砂質土を改良するために,粘土などの微細粒子を混入したあと,降雨の浸透によって,混入した微細粒子が殆ど洗脱されてしまうことがある.著者らは,砂質土中の微細粒子が,降雨によって洗脱されないためには,Dp<dであればよいとの仮説をたてた.ここに,Dpは,砂の隙間をくぐり抜ける大きさの球の最大直径であり,dは微細粒子の直径である.この仮説を検証するために,著者らは,砂の代りに粒径の均等なガラス小球を用い,微細粒子の代りに川砂を用いて実験を行った.粒径の均等なガラス小球を最も密な状態に詰めたときDpが,小球の直径の0.155倍になることが幾何学的に明白だったからである.実験の結果,ガラス球の間隙をくぐりぬけて流出する砂粒の最大直径は,ガラス小球の直径の1.55〜1.70倍であった.これによって,著者らの仮説はほぼ検証された.
- 千葉大学の論文
- 1988-03-18
著者
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青木 雄二
造園工学研究室
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矢橋 晨吾
造園工学研究室
-
金光 達太郎
造園工学研究室
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金光 達太郎
千葉大学園芸学部
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河本 晃利
造園工学研究室
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河本 晃利
造園工学研究室:現在日光国立公園管理事務所
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