国立公園と国定公園内の教化施設に関する研究 : 博物館,植物園,動物園,水族館を対象として
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概要
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国立・国定公園内の教化施設の分析調査によって,次のような知見を得た.1)日本の主要博物館の総数は約2,000ヶ所で,そのうち国立・国定公園内に位置するものはおよそ282施設である.2)この282教化施設のなかには,自然公園の教化施設として最もふさわしいビジターセンター80ヶ所が含まれている.ビジターセンター以外の教化施設が自然公園内の教化施設として,実際には全体として多大の貢献をしているといえよう.3)国立・国定公園内の教化施設は,ほぼ全公園に分布しているが,北海道・東北・中国・九州地域に少なく,関東・近畿地域に偏在の傾向がみられる.4)教化施設の種類をみると,歴史博物館が多く,自然科学系の教化施設が,ビジターセンターとの競合をさけたためか意外に少ない.5)教化施設の開設時期は,日本の経済的発展と軌を一にして,1965年以降が多い.
- 千葉大学の論文
- 1986-03-30
著者
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