自然景観における注視領域と印象に関する研究
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概要
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本研究では,自然景観を眺望する場合の注視特性を,眼球運動記録装置を使用して調査すると共に,自然景観に対する印象に関する面接調査を行った.この様な解析を通して得られた,注視領域と印象の傾向をまとめると,以下のようになる.(1)はっきりとしたスカイラインや水際線がある場合,注視領域がその線上に分布する傾向あった.(2)一目でわからないような,複雑なものを注視する傾向があった.(3)特徴的な要素,例えば,滝の流れや雪がある場合は,注視領域がそれらの上に分布する写真があり,印象にも残った.(4)一目でわかるような海,川については,注視しないが,印象に残ることがあった.
- 千葉大学の論文
- 1995-03-30
著者
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