各種の花のビタミンC含有量について
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概要
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各種の花のビタミンC含量を測定した.1.還元型C量を特に多く含むものはモクセンナ・ホウセンカであつた.2.花色とC量とは関連性がない様に思われる.3.品種間では還元型C量には変化なく,酸化型C量に変化を見出した.4.開花程度による変化についてもほぼ同様の傾向が見出される.5.植物体の他の器官に比してビタミンC最多く,特に酸化型Cが多い.この事実は食用資源的並びに植物生理的に意義を有するものと思われる.本実験の実施に際し試料の採集に御便宜を与えられた本学部浅山英一助教授に深く感謝する.本研究の一部は1950年園芸学会大会において発表したものである.
- 1956-12-30
著者
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