尿の腫瘍マーカー診査導入の検討 : 当社60年度早期死亡例を中心として
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概要
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臨床検査の企業化が普及して,健康に関する情報は,質,量共に,生命保険会社より顧客の方が勝り,逆選択を容易にしている。この事実を筆者らは1984年と1885年の早期死亡の比較で証明した。つまりこの2年間のうち,第1保険年度に164件が癌で死亡し,第2保険年度のそれは48件で,3.4倍の解離があり,何らかの異常を認め,保険に加入し,死亡したことを強く示唆した。この212件の癌による死亡を,ポリアミンとTPAについて文献的に考察比較したところ,2年間では予測検出率に差は認められなかったが,初年度で約10%の差を生じ,ポリアミンの優位性を示した。また検査時間もポリアミンが優位で,1987年7月より,ポリアミンの実験を始めることにした。
- 日本保険医学会の論文
- 1988-01-20
著者
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