直視定量法による腸管運動に対するCisaprideの効果判定

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概要

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消化管運動への薬物の効果測定において,微妙な薬効を判別するには,測定装置の消化管への負荷を極力低減しなければならない。その目的で開発し報告した消化管運動測定の直視的方法をもちい,Cisaprideの効果を測定した。すなわち摘出腸管の運動によるビデオ映像上での変位を電位変換しコンピューターに取り込み,スペクトル解析,相関分析等数値解析をおこなうものである。ここではマウス小腸の運動を調べた。その結果,最大振幅の特性周波数についてはCisapride濃度2.5×10^<-5>Mで著明に振幅増大,周波数低減を示した。ここでは,はじめての試みとしてスペクトル面積の変化を薬効の評価にもちいることにした。Cisaprideは,上記のようにスペクトル周波数が低下するにもかかわらず面積は増大する効果を示した。
北里大学の論文
1990-04-30

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