介護予防アセスメントツールの開発 : 試案項目の妥当性の検討

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概要

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本研究の目的は、保健師等が高齢者の介護予防リスクをアセスメントし、個々の予防活動の指針を明確に示し、かつ、高齢者自身が健康長寿を阻害する要因を簡便にチエックできるツールを開発することである。今回は、項目の妥当性を検討する。調査の対象は、介護予防事業参加高齢者及び彼らとマッチングを行った元気高齢者503組である。調査方法は、自記式もしくは保健師の聞き取りによる質問紙調査であり、保健師には、別途対象者の介護予防リスク評価を依頼した。分析は、2群の平均値の差の検定、およびアセスメントツール総得点と判断項目の相関を用いて行った。その結果、全50項目のうち31項目で有意な差がみられた。特に、社会との交流や主体的な健康づくり、普段の暮らし方、からだの調子の項目で有意な差がみられた。また、総得点と判断項目間には、相関がみられた。今後は、項目の精選と状態像毎の指導要領の作成が必要である。
神戸大学の論文

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