在宅ケア援助技術演習の教育評価 : 教員が期待する学習要素とその実際

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概要

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本研究の目的は,在宅ケア技術演習における学生の学びを,教員が期待する学習要素に照らして評価し,教育の改善に活用することである。対象は,平成15年度,16年度の看護学専攻4年次学生の内,研究への同意が得られた者計162人である。学習要素は,演習を担当した教員3名の協議により決定し,30要素を設定した。演習後の学生の記録から,各要素に該当する内容の記述の有無を評価した。なお,16年度には前年の評価結果を受け,演習内容を一部改善した。結果,学生ごとの記載要素数の平均は,15年度20.1(64.8%),16年度23.8(82.1%)であり,共に学生間の個人差は少なかった。また,各要素に該当する内容を記載した学生数の平均は,順に59.8人(65.0%),57.4人(82.0%)であった。学生の学びは,記録や配布資料の工夫により向上していた。今後は,講義・演習と連動させた内容検討の必要性が示唆された。
神戸大学の論文

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