体脂肪率測定における日内変動に関する研究

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概要

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既に我々は、食事摂取前後や運動負荷前後においては、体脂肪率の変動が明瞭にみられることを報告しているが、今回は日常生活における体脂肪率の日ない変動について観察するために、同一被検者に対し1日8回の経時的な体脂肪率の測定を試みた。その結果、食後において多少であるが体脂肪率計測値が増加するという変動がみたれた(朝食<昼食<夕食)。また男女差では、男性のほうが女性に比して変動値はやや高い傾向が認められた。しかしならが、いずれの変動も有意な差というほどではなかった。また、8回の測定のうちで男女とも共通して就眠前から朝食前の間が最も変動差は少ないという結果から、体脂肪測定のタイミングは変動差の最も少ない起床後が望ましいと考えられた。いずれにしても、体脂肪率など身体組成をより正確に測定するためには、摂食や摂水、排尿などの測定条件や測定時間などを統一して計測する必要があることが示唆された。
大阪教育大学の論文
2005-02-21

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