超音波骨評価装置での高校生における骨評価計測値に関する調査研究 : 運動及び食生活との関連性について

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概要

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骨粗鬆症の予防においては,適切な栄養摂取と規則的な運動により骨量を増やすことが重要である。これを検証すべく,今回は研究報告例の少ない高校生478名を対象とし,超音波骨評価装置を用いて各種骨評価計測値(SOS, TI, OSI)を計測した。同時に小学校時期からの詳細な運動歴や食生活等に関するアンケート調査を実施し,骨評価計測値との関係について検討を行った。その結果,運動継続年数の多いほど,または運動負荷が増すほど,いずれの計測値も明らかに高値を呈した。食生活との関連については,充実しているほど各計測値は高値を呈するという若干の傾向がみられた。以上の結果により,思春期は骨量を高める大切な時期であり,運動負荷の量が骨量に大きく関連していることが実証された。また,今回のアンケート調査の結果からでは,食生活については,運動との関連ほど影響が大きいものではないと考えられた。
2004-09-30

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