糖尿病モデルラット末梢筋収縮の血糖値低下へ及ぼす効果

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概要

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末梢筋収縮は筋細胞への糖取り込みを亢進させる。本研究では、ラットを用いて一過性のグルコース負荷を行い、それに伴う血糖値上昇に及ぼす末梢筋収縮の抑制効果について検討した。高脂肪食を与えて作成した2型糖尿病モデルラットに対して静脈内グルコース負荷を行い、血行動態に影響を与えない低強度で末梢筋収縮を誘発した。その結果、糖尿病モデルラットの筋収縮誘発群での血糖値の上昇変化が、筋収縮非誘発群と比較して低値を示し、健常ラット群と同程度となった。またこのとき、健常ラット、糖尿病モデルラットの筋収縮誘発群、非誘発群の血漿インスリン濃度の値に顕著な差は見られなかった。これらの結果から、筋収縮が糖尿病モデルラットの一過性高血糖状態の抑制に有効であることが示唆された。
2005-11-10

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