ラット座骨神経内筋交感神経活動のバースト内インパルス特性

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概要

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麻酔下にラット両側座骨神経内複合筋交感神経のバースト性活動をマイクロニューログラム法で導出し、その両側同期性を検討した。まず明確に同期性が確認できた実験データを対象として、その同期率を検討したところ、約80%のバーストが同期していた。次にバースト内アクションポテンシャルの同期性についても検討した結果、両側同期性の見られるバースト内でもアクションポテンシャルレベルでは強い同期性がほとんど見られないこと、および一つのバースト内には同一線維起源と考えられる同一振幅の神経インパルスが複数存在することがほとんどないことなどが明らかになった。この結果は、筋交感神経系機能発現のための中枢機構が、かなり複雑かつ緻密な制御性を有している可能性があることを示唆している。
2002-11-21

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