総論:ISO 9001/14001国際審査登録制度における信頼性局面
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
2000年12月に品質マネジメントシステムの国際規格ISO 9000ファミリーの改正がなされ, 同時に国内規格ではJIS Q 9000ファミリーが発行された.環境マネジメントシステムの規格JIS Q 14001(ISO 14001)と共にマネジメントシステム規格の足並みが揃った.さらに, 2000年10月にはJIS C 5750-1/-2(IEC 60300-1/-2)ディペンダビリティプログラム管理が発行され, また2001年3月にはJIS Q 2001リスクマネジメントシステムの指針が発行される.これまでISO 9000ファミリーやISO 14001規格について, 信頼性技術者は直接的関係がないとの立場を堅持し論じることは少なかった.信頼性にはJIS C 5750-1/-2も発行されたし, 無理に関係付ける必要がないともいえる.しかし, 審査登録制度で足固めをした上記ISO規格は採用する組織も多く, 信頼性技術者も次第に巻き込まれている.この小論では上記ISO規格を比較して信頼性との接点を探ると共に, 対象製品の代表として市場型製品とサービス製品を取り上げて, 上記制度活用の第2ステップで経営改善を行なう場合に品質/環境パフォーマンスを上げるために信頼性・安全性側面で考慮すべき事項を考察する.
- 日本信頼性学会の論文
- 2001-04-25
著者
関連論文
- サービスのディペンダビリティの標準化(信頼性に関する国際規格の動向)
- FMEA技法の標準化について(信頼性に関する国際規格の動向)
- 6-1 環境EMEAの一提案(セッション6「安全性-3」)
- サービス担体等の故障を考慮したサービスシステムの信頼性モデル化
- IEC60300「ディペンダビリティプログラム管理」に如何に取り組むか
- サービスの信頼性とその定性的解析手法(サービスと信頼性)
- 高木 昇先生の想い出(「追悼 名誉会長 高木 昇先生を偲んで」)
- 総論 : 信頼性の意味の変遷(種々の側面から見た信頼性の意味の変遷)
- 新製品と新サービスの信頼性を測る(信頼性を測る)
- サービスの保全と保全性への一考察(保全性から信頼性,安全性へ)
- 信頼性研究のためのサービスの工学的考え方("信頼性"の周辺)
- 信頼性試験実施上の陥穽(信頼性試験)
- データベース(TQMツール)(「TQMツールボックス」)
- サービス信頼性工学の提案(「サービスと信頼性」)
- 2.3 サービス信頼性解析手法の一提案(第13回信頼性シンポジウム報告)
- 新世紀の信頼性工学の展望
- リスクアセスメントの勧め(組織事故の解明・未然防止に対する日本皮質管理学会からの提言)(「未然防止-その技術と管理-私たちは一連の事故から何を学ぶか」)
- 信頼性アセスメントの復権
- 信頼性アセスメントの復権
- 4-4 安全性解析のためのガイドワードによるエラーモード抽出に関する研究(第61回研究発表会)
- EMEA(事象モード・影響解析)の研究 : 確信的人為事象とその影響
- 未然防止技術におけるHALT/HASS(3D実装関係,高密度実装設計に要求される新しい信頼性技術)
- ちょい悪行動から招来される愚かな判断の解析について : EMEA(事象モード・影響解析)の研究
- 3-2 割込みのあるサービスに有効なFMEA様式の提案(セッション3「システムの信頼性,保全性,ライフサイクルおよびソフトウェア面」)
- サービスFMEAにおける悪意のある行為の抽出法に関する一提案
- IEC/TC56ディペンダビリティ関連規格の現状と将来動向
- 3.サービスへの信頼性概念の拡張(信頼性のフロンティア)
- サービス信頼性解析のための事象モード・影響解析(EMEA)
- 2006年IEC/TC56シドニー春季会議出席報告(システムの信頼性,信頼性一般)
- 市場型サービスのシステム信頼性構造とモデル化について(電子デバイスの信頼性と半導体界面・表面制御,信頼性一般)
- 市場型サービスのシステム信頼性構造とモデル化について(電子デバイスの信頼性と半導体界面・表面制御,信頼性一般)
- 6-1 環境EMEAの一提案(安全性-3, 日本信頼性学会 第18回秋季信頼性シンポジウム報告)
- 2005年IEC/TC56ディペンダビリティ(信頼性)チェジュ会議速報(信頼性国際規格, 安全性, 信頼性一般)
- 2005年IEC/TC56ディペンダビリティ(信頼性)チェジュ会議速報(信頼性国際規格, 安全性, 信頼性一般)
- IEC/TC56-Dependability-ディペンダビリティ 1999年 京都(Kyoto, Japan)会議 報告
- 2003年IEC/TC56 (ディペンダビリティ)シドニー会議速報
- 2003年IEC/TC56(ディペンダビリティ)シドニー会議速報
- 2002年IEC/TC56北京会議とその後の動向
- IEC/TC56ディペンダビリティ規格の動向(5) : ディペンダピリティ国際規格化に関するIEC/TC56北京会議の動向
- IEC/TC56ディペンダビリティ規格の動向(5) : ディペンダビリティ国際規格化に関するIEC/TC56北京会議の動向
- 割り込みのあるサービスの三要素FMEAによる不具合解析
- 2004年IEC/TC56 Dependabilityワシントン会議速報 : 信頼性技術規格の審議状況(安全性,信頼性国際規格,保全性,信頼性一般)
- 2004年IEC/TC56 Dependabilityワシントン会議速報 : 信頼性技術規格の審議状況(安全性,信頼性国際規格,保全性,信頼性一般)
- 韓国と米国における電子部品の信頼性評価技術の状況(信頼性一般)
- IEC/TC56-Dependability-信頼性と保全性 1994年London会議報告
- IEC/TC56ディペンダビリティ オスロ会議報告(海外事情)
- IEC/TC56-Dependability-信頼性と保全性2000年ワシントン(Washington)会議報告
- 信頼性用語JIS改訂のポイント
- IEC/TC56-Dependability-信頼性と保全性1996年ドレスデン(Dresden)会議報告
- 三要素FMEAを用いたユーザーエラーの予測とガイドワードを用いたエラー予測の自動化(知識マネジメントの工学的アプローチ)
- セッション6-2 大域的事件・事故の被害規模予測と局所的火災の人的被害予測(信頼性・品質3学会合同シンポジウム)
- セッション6-1 人・環境・人の三要素FMEAを用いた医療事故未然防止の一試案(信頼性・品質3学会合同シンポジウム)
- 大域的事件・事故の被害規模予測と局所的火災の人的被害予測
- 人・環境・人の三要素FMEAを用いた医療事故未然防止の一試案
- 総論:ISO 9001/14001国際審査登録制度における信頼性局面
- 5-1 サービス環境と信頼性要因抽出についての一検討 : SCMの提案(セッション5「管理手法」,第14回信頼性シンポジウム報文集)
- 4-1 大域的事故における初動情報からの影響予測について(セッション4「安全性・リスク」,第14回信頼性シンポジウム報文集)
- インタビュー「中小企業の技術開発」(「技術開発-コアコンピタンスとコアテクノロジーの確立」)
- 「技術開発-コアコンピタンスとコアテクノロジーの確立」の特集にあたって(「技術開発-コアコンピタンスとコアテクノロジーの確立」)
- 電子機器の信頼性試験国際規格
- 市場型製品の信頼性総論
- 「市場型製品の信頼性」特集にあたって
- 企業における危機管理総論(「企業における危機管理」)
- 特集「企業における危機管理」に当たって(「企業における危機管理」)
- サービスの信頼性に関する一考察 (〔日本信頼性学会〕第12回信頼性シンポジウム 報文集) -- (信頼性管理一般)
- TQMを支える支援技術(「TQMツールボックス」)
- 特集「TQMツールボックス」にあたって(「TQMツールボックス」)
- Sess.1-3 サービス信頼性解析手法の一提案(第13回信頼性シンポジウム)
- FMEAの原点を探る((3)要素技術系,品質管理事始め(ルーツを探る)第2報)
- 基本サービスシステムの信頼度とアベイラビリティの検討(ソフトウェアの信頼性,信頼性一般)
- これまでの歩みと未来への提言 : 信頼性の対象拡張の提案(GLORY会員からのご提言「これからの歩みと未来への提言」)
- サービスの信頼性とその定性的解析手法
- 消費者視点に基づくFMEA書式の研究 : 家電品の使用トラブル防止のために(信頼性理論,通信ネットワークの信頼性,信頼性一般)
- 消費者問題へ助言のためのトラブル未然防止技法の一研究 : 消費者視点のFMEA/FTA(信頼性理論,通信ネットワークの信頼性,信頼性一般)