豚用ワクチン株由来Lipopolysaccharideの生物活性
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概要
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動物用ワクチンの安全性に関わる基礎資料を得るため,日本において豚用ワクチンの製造に用いられているActinobacillus pleuropneumoniae血清型2型,Bordetella bronchiseptica及びHaemophilus血清型5型からフェノール-水抽出法によりLipopolysaccharide(LPS)を抽出し,生物活性を比較した.これら3菌種のLPSについてSDS-PAGEを行ったところ,A. pleuropneumoniae LPSはE.coli LPSと同様にS型菌LPSに特徴的な梯子像が認められた.一方,B. bronchiseptica及びH. parasuis LPSでは梯子像は認められなかった.また,これらLPSの生物活性は,マウス致死活性,リムルス活性, マウス脾細胞に対するマイトジェン活性及びPAW264.7細胞によるTNF-αと一酸化窒素の産生においてほぼ同等であった.しかし,IL-6の産生は全てのLPSで殆んど観察されなかった.
- 社団法人日本獣医学会の論文
著者
-
田村 豊
酪農学園大学
-
田村 豊
酪農学園大
-
田村 豊
農林水産省動物医薬品検査所 検査第二部
-
小島 明美
農林水産省動物医薬品検査所細菌製剤検査室
-
荻窪 恭明
農林水産省消費・安全局
-
小島 明美
動物医薬品検査所
-
佐々木 貴正
農林水産省動物医薬品検査所
-
乗松 真理
農林水産省動物医薬品検査所
-
乗松 真理
英国動物衛生研究所
-
佐々木 由香子
北里大学獣医学部
-
佐々木 貴正
北里大学獣医畜産学部獣医衛生学教室
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