犬糸状虫感染に対するivermectinの予防効果 : 感染後30日虫齢の幼虫に対するivermectinの殺虫効果
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概要
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Ivermectinの犬糸状虫幼虫に対する殺虫効果を, 感染後30日虫齢の幼虫について検討した。Ivermectinの1回経口投与によって幼虫に対し確実な殺虫効果がある投与量は3μg/kg以上であり, 0.5, 1,2μg/kg投与量でも幼虫に対して用量依存性に不完全な殺虫効果が認められた。Ivermectin0.5, 1,2μg/kgを30日虫齢の幼虫に投与すると, 検出虫の性比 (雌虫/雄虫) は対照群より小さく, 明らかに雌虫の減少が認められた。また, 検出虫の平均体長も投薬群では1μg/kg群の雌虫を除き, 雌・雄虫ともに対照群より有意に短小であった。
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1987-02-15
著者
-
片江 宏巳
大日本製薬(株)アニマルサイエンス部研究所
-
早崎 峯夫
東京農工大学農学部獣医学科
-
大石 勇
東京農工大学農学部
-
加藤 大智
東京大学農学部獣医内科学教室
-
早崎 峯夫
東京農工大学 農 獣医
-
多田 融右
日本msd
-
片江 宏己
大日本製薬動物薬品部栗東試験場
-
大石 勇
東京農工大学
-
Hayasaki M
Yamaguchi Univ. Yamaguchi Jpn
-
片江 宏巳
Dainippon Pharmaceutical Co. Ltd. Osaka Jpn
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